Legal Learningさえあれば基礎は十分 体系的な法律知識の習得を実感
収納用品やレジャーグッズの製造・販売を中心に幅広い事業を展開する、JEJアステージ株式会社。同社では総務人事部の社員が法務業務を兼務しており、法律知識を効率よく学ぶためにオンライン法務学習支援サービスのLegal Learningを導入しました。法務業務を担当する舩津様に、導入の経緯や活用のポイントを聞きました。
POINT
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総務人事部の2名が法務業務を兼務 時間は割けないが手は抜けない
‐貴社の事業内容について教えてください。
当社はチェストなどの収納用品やクーラーボックスなどのレジャーグッズを製造する、プラスチック事業を軸としている企業です。その他にもスポーツ事業、カフェ・食品事業、海外事業、インターネット販売事業など、幅広く展開しています。
‐総務人事部の業務内容について教えてください。
総務人事部 次長 舩津 忠彦 様
総務人事部に総務チーム4名、人事チーム3名の計7名が所属しています。法務に特化した部門はなく、私と部下の2名が契約審査などの法務業務を兼務しています。
法務業務は全業務の2割程度を占めています。多くの時間は割けないとはいえ、経営に直結するリスクも含む重要な業務なので、決して手を抜くことはできません。たとえば営業担当者が大企業との新規取引を獲得したとき、先方が提示した契約書は当社にとって非常に不利な内容になっている場合も多いです。大企業との取引機会は貴重で、現場は不利な内容を承知で取引を進めようとすることもありますが、当社が負うリスクは事前にきちんと洗い出して検討しなければなりません。
ときには部長や取締役などの上層部にリスクの説明をする必要もあり、説明には法的な根拠が求められます。根拠を持って話すためには、広く深い法律知識が必要で、かけられる時間以上に重みのある業務だと感じています。
質の高い教材で体系的な法律知識を身につけたい
‐Legal Learningを導入された理由や、導入以前の課題感について教えてください。
以前から体系的な法律知識の習得が課題だと感じていました。契約書審査をしていて不明な点が出たら、その都度インターネット上の記事を読んで勉強していましたが、知識が点と点で散らばっており、結びついていない感覚がありました。私は、前職でも契約書チェックを担当していたので、ある程度の知識や経験はありました。それでも自己流な感じは否めませんでしたし、学び直しがしたいと常々考えておりました。また法務業務を担当するもう1名の部下も、法務は全くの未経験で、基礎知識を固める必要がある状態でした。
そもそも、法律知識はどのように勉強すれば良いかもわかりづらい分野です。お金を払って研修やセミナーに行っても、実務で使える知識がすぐに身につくことはありません。本を買って独学しようとしても、自社で扱う契約類型や契約上の立場と合致する内容のものは、なかなか見つかりません。そこで仕方がなくインターネット上で情報を集めていましたが、ブログ記事などはきちんと専門知識を持った人が書いているのかが不透明で、品質が担保されていません。こうした情報を参考にすることに、大きな不安がありました。
上記の課題を解決するためには、弁護士などの専門家が監修した質の高い教材で体系的な知識を身につける必要があると感じました。そんな折、展示会でLegal Learningを知りました。これは役に立ちそうだと直感し、まずは私が使ってみようと思い導入を決めました。
朝の時間を活用して勉強 小テストを繰り返し知識に厚みを持たせられる
-実際にLegal Learningを使うときの流れを簡単に教えてください。
法律知識の勉強は業務というよりは自己研鑽と位置づけており、始業前や終業後に、30分から1時間ほど動画を視聴しています。特に1人で集中できる朝の時間に勉強するのが気に入っています。
Legal Learningの動画は短い時間のチャプターに区切られているので、スキマ時間でも勉強できるのが良いですね。動画の後には知識の定着度を測る小テストがついているので、それを使って知識が身についたかを確認しています。小テストの問題は結構難しく、慣れない分野だと一度で満点は取れませんが、繰り返し解いています。自分が得意な分野、そうでない分野に気づけるのもありがたいですね。
講座内の理解度テスト
実務に活かせる知識が身に着いた
-Legal Learningを導入し、どのような効果を実感していますか。
導入前に狙ったとおり、体系的な法律知識を習得できました。学んだ知識が机上論ではなく、すぐに実務に活かせることには驚きました。たとえば契約審査では、以前は肌感覚に頼っていたものが、Legal Learningで学んでからは、自社の立場を考慮し踏み込んだチェックができるようになりました。そのおかげで、相手方にも根拠を持って交渉ができるようになっています。
今までのチェックは足りない部分が多かったのだなと反省する機会にもなりました。部下が確認した契約書の二次チェックを行う際、これまでは「何も問題ありませんでした」と報告されたらそのまま流していましたが、今では多面的に改善点を指摘できています。法務業務の品質が大きく向上し、導入して本当に良かったと感じています。
-特に気に入っているコンテンツはありますか。
契約書関連のコンテンツは総じて品質が高いと思います。実務に即したチェックポイントが網羅されていますし、ダウンロードできる資料も充実しています。動画の内容や資料を参考に自分専用のチェックポイント表を作り、仕事に活かしています。
法務業務の基礎がしっかりと身につく
‐Legal Learningをどのような企業に勧めたいですか。
当社のように法務業務を他の業務と兼務している企業や、未経験から法務部門に異動して勉強が必要な社員がいる企業におすすめです。Legal Learningさえあれば、法務業務の基礎はしっかりと身につくと言えるくらいコンテンツが充実しています。法改正など自力で調べるのが大変なテーマも最新情報が常にアップデートされるので、ある程度の法律知識をすでに持っている人にとっても、活用の幅は広いと感じます。
(取材日:2024年10月)